【N◎VAシナリオ】赤・黒(ルージュ・ノワール)

◆アクトトレーラー

血液が沸騰するような衝撃が身体を駆け巡る。

それはカードがオープンする時、

それはルーレットの玉が止まる時

それは意識が赤く、爆ぜるとき。

ギャンブルの甘美な誘惑に嵌り、今夜も欲に塗れたプラチナムが乱舞する。

差し出す代償(チップ)は、相棒(バディ)、誇り(プライド)、金(マネー)、信頼(トラスト)

掴み取るのは悪魔の腕か、女神の御手か?

TokyoN@VA theDetonation
「赤・黒(ルージュ・ノワール)」

きらびやかな喧騒の中、今運命のカードが配られる。

ハンドアウト
▼1枠:レッガー
コネ:エリカ・ウィンスレット(オリジナルゲスト)推奨スート:理性(信頼)
エリカは君にとって頼れる相棒だった。
彼女との仕事で失敗は今の一度だって無かっし、今回の狂言強盗だって上手く行くはずだった。
しかし、それもエリカ自身の裏切りで全てが狂ってしまった。
簀巻きにされ、地面に転がされた君を見下ろしながら音羽南海子は一つの提案を君にしてきた。
「10日であんたの仲間が奪ったのと同じだけの金を持ってくるなら命だけは助けてやる」と。
その言葉で魂に首輪を繋がれ悪徳の牙を抜かれた君はスタイルを失った。
だが、それでも生き残るためストリートへと駆け出した。
PS:借金を返す。

▼2枠:カブキ
コネ:アビィ・クレバス(オリジナルゲスト) 推奨スート:感情
君は歴戦のギャンブラーだ。
しかし、そのプライドもある男との戦いで叩き壊されてしまった。
そいつの名はアビィ・クレバス。
悪魔の様なそのツキは君を奈落の底に叩き落した。
無くしたのはプライドとカブキというスタイル。
ギャンブラーとしての名誉を取り戻すべく、君は再戦の準備を始めた。
PS:アビィ・クレバスに雪辱を果たす

▼3枠:ミストレス
コネ:レッガーのキャスト 推奨スート:外界
君は河渡組のカジノの一つを任された支配人だった。
たまたま訪れた噂の賭場荒らしにちょっとお灸を据えてやろうとしたら大火傷を負ったというよくある話。
分の悪い賭けでは無かった。しかし信頼する“カブキ”を蹴散らす様な男が居るとは予想外だった。
店は大きな損失を残し、結果残ったのは多額の借金。それを返す為に手伝った狂言強盗はものの見事に失敗。
今は店も取り上げられ、大切な信頼を失いスタイルすらも失った。
しかし、諦める訳にはいかない。なんとしてでも失敗を覆し、再び店に戻るのだ!
PS:店を取り戻す。

▼4枠:カゲ(荒事師)
コネ:音羽南海子
ストリートには馬鹿な奴が多い。
今君の目の前に転がされたレッガーはどうやら組の金を掠め取ろうとしたらしい。
世界でも指折りの経済ヤクザ河渡連合に手を出したその馬鹿に君の雇い主は無理難題を吹っかけた。
慌てふためくのを見てるのは楽しいが、その災難は君にも降りかかった。
「10日間、こいつ等のおもりはあんたがやりな。」と。
どうせ、最終的に始末するのは自分なのだが、足掻く姿を見るのもまた一興。
暫くの間こいつ等に付き合ってやるとするか。
PS:10日間一緒に行動する。

◆各枠の補足
レッガー枠:エリカという相棒が居た。フリーランスが望ましい
カブキ枠:凄腕のギャンブラーであった。
ミストレス枠:以前に河渡系のカジノの一つを任されていた。
カゲ枠:河渡に雇われた荒事師。戦闘系であれば他のスタイルでも構わない。

キャスト間コネクション
『レッガー』⇒『カブキ』⇒『ミストレス』⇒『カゲ』⇒『レッガー』の順で取得すること。

例)『レッガー』のキャストは『カブキ』の名前を書き、『カブキ』からどう思われているのかという視点でコネを得る。
そして『カゲ』の事をどう思ってるのかという視点からコネを投げること。

●必要な神業
《不可蝕》《チャイ》には使用想定タイミングが存在する。
また、これ以外に、キャストが敵ゲストによる神業だけで死亡するのを防ぐために防御系神業は1枚必要とする。

◆本アクトのレギュレーションについて
・達成値に関しては特に規定をしない。一部のゲストを除き、ゲストの最大達成値の目安は25程度である。
・使用できる経験点は一律50点までとする。下駄履きでも構わない。消費をするタイミングはどの時点でも構わないがアクト中に他の経験点の持込は禁止とする。
・このアクトで使う社会技能は〈社会:N◎VA〉〈社会:ストリート〉〈社会:警察〉等が必要となる。
・キャスト作成の際には必ずコネは3Lv分所持をすること。
・ポーカー、ブラックジャックなどの実際のギャンブルに即したカット進行が一部入るため、戦闘のみに特化したキャストは活躍が限定される恐れがあるので注意すること。

◆使用するサプリメントについて
・発行されている全てのサプリメントを使用可能。
・GF誌等に載っている装備については当日データが参照できる記事を持参できるなら可とする。
・クロマクのスタイルの使用はアクトの運用上禁止とする。

▼このアクトに関しての特記事項
・カブキのキャストは強く新造を勧める。その際、カブキにカット進行能力は問われないため、自由に作って構わない。
・カブキにのみ〈芸術:ギャンブル〉2Lvが自動的に付加される。
・このアクトのみの解釈として《不可蝕》で隠された情報を《不可蝕》によって解除することが出来るとする。
・上記に上げた50点の経験点についてはこのアクトに限り有効とする。
・持ち込みキャストを使用する場合は他のPLとの兼ね合いから50点以内でリビルドすること。
・アクト中何人かの公式ゲストが出てくるが自身のイメージと違う等というクレームは一切受け付けないので諦める事。